日産の技術力とスポーツマインドを象徴するV型6気筒ユニット「VQエンジン」が、数年以内にその歴史に幕を閉じる可能性があると報じられました。
1994年に初代が登場して以来、セダンからスポーツカー、SUVに至るまで同社のラインナップを支え続けてきたこの名機は、まさに日産の「心臓」と呼ぶにふさわしい存在です。
かつての直列6気筒「RB型」からの転換という大きな賭けに勝ち、上質な回転フィールと豊かなトルクでFRスポーツの魅力を牽引してきた功績は計り知れません。
一つの節目となったのは2026年4月下旬のこと。1997年に開設された米国テネシー州デカードのパワートレイン工場において、累計生産2000万基目となるエンジンがラインオフしました。
記念すべきその1基となったのが、3.8Lの「VQ」ユニット(VQ-ZV9)であり、ミシシッピ州カントンで製造されるピックアップトラック「フロンティア」のエンジンベイへと収められました。
今回の2000万基という数字は工場全体の累計ですが、その記念すべき節目をVQ型が飾ったことは、同ユニットが今なお日産の主力として重用されている象徴と言えます。
