Tuesday, July 28, 2026 Fresh updates, sharp stories
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スバルがト

スバルがトヨタ車とフォレスターを同一ライン生産へ BEV延期の裏で進む“現実解”とは

2026年5月の決算説明会において、スバルは「自社開発BEV(電気自動車)の導入時期延期」と「開発リソースのICE(内燃機関)系商品へのシフト」を発表した。一部では「EVシフトからの後退」と受け止められることもあるが、スバル社内の認識は少し異なる。 今回、スバルの主力完成車工場である矢島工場(群馬県太田市)の新生産ラインがメディア向けに公開され、筆者も現地を取材した。そこで見えてきたのは、市場環境の変化に向き合う小規模メーカーとしての、柔軟な生産戦略だった。 スバルは2023年に「2030年に世界販売の50%(60万台)をBEVにする」という電動化目標を掲げたが、直近のEV需要の変化を受けて、その計画を見直している。現在は需要の先行きを慎重に見極める必要がある状況にある。 インタビューの中で担当者が率直に口にしたのは、「アメリカの環境政策などの変更に影響を受けた」という、市場変化への対応をめぐる課題認識だ。 当初、矢島工場にはBEV専用ラインを新設する計画もあった。しかし、需要動向が不確実な中で特定の技術に投資を集中させることは、規模の小さい自動車メーカーにとって大きな経営リスクになりかねない。 そのためスバルはBEV専用ラインを見送り、ICE車とBEVを1本のラインで作る「混流生産」へと計画を見直した。 この方針転換は矢島工場にとどまらず、現在新設中の「大泉新工場」に関しても同様だ。当初はBEV専用工場とする予定だったが、こちらも途中で混流ラインへと計画が変更されている。現場からの「完成前の見直しで対応できた」との声は、現在の不透明な市場環境に対応するうえで、柔軟な生産体制の重要性を示している。

MT車

MT車はもう修行じゃない? 貴重になった今だからこそ味わえる“楽しさ”の魅力

「東京オートサロン2026」のダイハツブースに、めちゃシンプルで飾り気も何もない、いわゆる営業車みたいな「ミライース」が出展されていたのを覚えているでしょうか? ベーシックな軽自動車、ミライースをベースに、ターボエンジンと5速マニュアルミッションを搭載したコンプリートカーでした。 かつて、軽自動車各社には当然のようにマニュアルミッション車がラインアップされていました。というか、オートマのほうが少数派でしたが、それはいつの間にか逆転。 現在では、MT車は数えるほどになってしまっています。さらに、スズキは「アルトワークス」、ダイハツは「ミラTR-XXアバンツァート」といったハイパワーターボモデルが存在し、走りを楽しみたい老若男女、特に若者へのお手頃なエントリーカーとして人気を博したのです。 そういったクルマがなくなってしまったことで、困ったのは走り好きばかりだけでなくモータースポーツの世界も同様。まさにモータースポーツのエントリーモデルとしての役割も果たしていたそれらのクルマがなくなってしまっては、モータースポーツを始めたい人、まだまだ続けたい人には「何も選ぶクルマがない」状態にあったわけです。

うま味調

うま味調味料の“誤解の歴史”とは何か 公害イメージで広がった「化学調味料」の風評を振り返る

「化学調味料」は、「化学的に作った謎の調味料」といった誤ったイメージが一部で流布され、時としてネガティブな文脈で使われることもある。実際はグルタミン酸ナトリウムという、元々食べ物に含まれるアミノ酸の一種が主成分。代表的なうま味調味料「味の素」の場合、サトウキビから作られている。この「化学調味料」という言葉はいかにして誕生したのか。味の素に話を聞いた。(全3回の第2回) NHKから始まった「化学調味料」という名称 同社品質保証部・久保聡氏によれば、「化学調味料」という単語を初めて使ったのはNHKだと言われているという。 「NHKは具体的な商品名を出さない方針を持っています。ですから、1960年代に我々の製品である『味の素』を『化学調味料』と報じました。当時は、化学という言葉は新しく、素晴らしいものを作り出す分野の学問として世間的にも評判のいい言葉でした。 その後、公害病が社会問題となった時代背景により、化学は公害を引き起こすという悪いイメージが広がりました。そこから派生して、化学調味料も化学的に作られたもので身体に悪いのではという誤った情報の流布につながったのではと考えています。 そうした状況を経て、スーパー、飲食店等で、『化学調味料不使用』といったマーケティングをする向きもありました。メーカーもそこを訴求ポイントとした結果、『無添加』と強調されているものが安全である、との風潮も広がりました」

うま味

うま味調味料の適量は意外と少ない? 玉子かけご飯・炒飯のベストな使い方を解説

うま味調味料「味の素」をめぐり、SNSでの議論は止むことがない。料理研究家のリュウジ氏は同商品の愛好家として知られるが、あるXユーザーがリュウジ氏の使用量が多いと指摘したことから、ギャラリーも巻き込み「味の素論争」が勃発したこともある。たしかに、世にレシピは数多あれど、「味の素」の適量が記載されているわけではない。では、「味の素」の適量について、一体どのように考えればいいのだろうか。味の素に話を聞いた。(全3回の第3回) 味の素が考える「適量」とは 同社コンシューマーフーズ事業部マネージャーの宮坂文浩氏はこう語る。 「食材そのものにもうま味成分は存在します。だから、『味の素』を過剰に入れる必要はありません。目安は、玉子かけご飯(1人分)に3~4振り。炒飯(2人分)は材料にもよって変わりますが、一人分で8~10振り(0.8g~1g)の目安を設定しています。うま味調味料のメリットの一つは、食塩よりもナトリウム含量が少ない、ということです。 レシピに使用する食材の種類や量によってもうま味の効かせ方は変わってきます。仮に目安以上に使用しているからといって、当社としてそれを止めるものではないと考えています」

遺族が自

遺族が自分でやる「DIY葬」は現実的でない? 直葬で失敗しないための費用・見積書・葬儀社の見極め方

直葬は、通夜や葬儀を行わない分、費用を抑えやすいお別れの形だ。しかし、「火葬だけだから安いはず」と思い込んでいると、思わぬ追加費用が発生したり、親族など周囲とトラブルが起きたりするリスクがある。 前編では、直葬の基本的な流れや、親族・菩提寺との間で起きやすいトラブルについて解説した。後編では、直葬で後悔しないために、見積書で確認すべきポイントや、葬儀社を選ぶときの注意点を、葬儀業界歴約30年、1級葬祭ディレクターの赤城啓昭氏が解説する。【前後編の後編】 直葬で「本当にかかる」費用8項目 長年続いた葬儀単価の下落によって、直葬の価格はもうこれ以上下げられない水準に達しています。そうした状況で、「サイトに金額が表示されていたから」「見積書を取ったから」で安心していると、落とし穴にハマります。 なぜなら葬儀社間の価格競争が激しい状況では、「消費者になるべく“最安”だと思わせる広告を出す」か「追加のオプションを増やす」などのやり方が横行しやすいからです。想定外の費用を払わないために重要なのは、「必要なものと不要なものを理解する」ことと「追加費用が発生する条件を確認する」ことです。 まず「必要なものと不要なもの」について。直葬で必要な費用項目は、主に以下のとおりです。 ・基本費用(手続き代行や火葬場への同行など、葬儀社スタッフによる対応にかかる費用) ・棺 ・ドライアイス(故人の体を冷やして状態を保つ) ・搬送・寝台車料金(遺体の移動にかかる費用) ・防水シーツ(遺体の移動時に体をくるむ防水加工されたシーツ) ・火葬料(火葬場に支払う料金) ・安置料(火葬場や葬儀社に遺体を安置した場合、発生する料金) ・骨壺(遺骨を納める容器の料金) 遺影写真やお花など、必ずしも必要でない項目を勧められることもありますが、納得できなければ断って問題ありません。

通夜

通夜・葬儀なしの「直葬」は本当に十分? 葬儀屋が語るメリットとデメリット

コスパ・タイパが強く意識される時代だが、それは葬式事情でも同じである。むしろ、「要・不要」を重視するなら、もっとも割を食っている業界の一つだといってもいいかもしれない――。 都市部を中心に増えているのが通夜・葬儀を行わない直葬(ちょくそう)だ。ただし直葬は「安くて簡単」だと思われがちな一方で、費用や菩提寺との関係をめぐるトラブルも少なくない。直葬のメリット・デメリットを、葬儀業界歴約30年、1級葬祭ディレクターの赤城啓昭氏が解説する。【前後編の前編】 親族から不満「せめて事前に相談してほしかった」 「俺が死んだら、葬式にはお金をかけなくていいから。火葬だけで十分だ」 東京都内の物流会社で契約社員として働く男性・木下さん(52歳)の父親は、「なるべく金をかけるな」と言い残して亡くなりました。そのため、喪主となる木下さんは迷わずに「直葬」を決定。ネットで「直葬○万円」「火葬式○万円」といった広告を出していた葬儀社のうち、もっとも安い価格のところに連絡しました。 そして葬儀社から渡された見積書をふまえ、木下さんは「葬儀代は大体25万円ぐらいかな」と思っていましたが、火葬が終わり届いた請求書を見ると、想定外の追加費用が発生し、30万円を超えていたのです。一つひとつは必要な費用に思えましたが、木下さんは追加費用が、どの条件で発生するのかを十分に確認していませんでした。後ほど詳しく解説します。 さらに木下さんを困らせたのは、親族から寄せられた不満の声でした。 「どうして葬式をしなかったのか」 「せめて事前に相談してほしかった」 木下さんとしては父親の希望をかなえたつもりでしたが、親族には納得してもらえず、後味の悪い葬儀となってしまいました。

人気で受

人気で受注停止中のLBX、改良から1年の現状は? 豊富なグレードが支持される理由と今後の展開【販売店情報】

2023年に登場したレクサス「LBX」は、レクサスブランド初のBセグメントモデルで、全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mmとコンパクトなサイズに、レクサスらしい上質な内外装を備えたクロスオーバーSUVです。 インテリアでは、「タズナコンセプト」に基づいたコックピットデザインが採用され、12.3インチTFTフル液晶メーターや9.8インチのタッチディスプレイが搭載されています。 また、高度運転支援技術「レクサスチームメイトアドバンスドドライブ」や、先進の駐車支援「レクサスチームメイトアドバンスドパーク(リモート機能付)」などを含む「レクサスセーフティシステム+」により、コンパクトながら予防安全技術の機能も充実しています(最上位グレードのビスポークビルドに標準、他はOP設定)。 2025年5月には一部改良が行われており、リヤショックアブソーバーのシリンダサイズの拡大や電動パワーステアリング(EPS)のチューニングが行われ操縦安定性と乗り心地が向上したほか、「アクティブノイズコントロール(ANC)」の全車標準設定などにより静粛性も向上しました。 くわえて、Lテックスのシート表皮や、ブラック&レッドステッチのインテリアカラーなどを採用し、スポーティな中にも遊び心を演出した新パッケージ「アクティブ」も追加設定されています。 現在のグレード構成は「エレガント」(420万円)、「アクティブ」(440万円)、「リラックス」(460万円)、「クール」(460万円)、「ビスポークビルド」(550万円)と、ハイパフォーマンスモデル「MORIZO RR」(680万円)、「MORIZO RRビスポークビルド」(756万円)が設定されており、価格は420万円〜756万円となっています。 一部改良から約1年経過したLBXですが、現在の販売状況はどうなっているのでしょうか。

株式投資で

株式投資でFIREを実現したRickyさんが語る 過酷な会社員生活と相場暴落で支えになった現金の強さ

「今後増配が期待できる銘柄を一切売らないで増配の恩恵を享受する投資スタイル」で年間800万円超の配当収入を得ている“億り人”、個人投資家・Rickyさん(50)には、1日16時間労働もザラという過酷なサラリーマン時代があった。 大学2年生の時に20歳で投資を始めたRickyさんは、大学を卒業して就職した1998年以降、サラリーマンとして激務と長時間労働に身を置き、心身ともに疲弊する日々を送っていたという。 「なんとか不労所得で生活したい」とバリュー株投資を続け、後に投資で成功してFIRE(経済的自立と早期リタイア)を実現するまでに、どのような苦労があったのか。 自身の投資手法を執筆した話題の新刊『年収300万円から年配当804万円をもらう「激・増配株」投資入門』(KADOKAWA)より一部抜粋・再構成して紹介する。 会社に籍を置いたまま自宅で休養 2000年になる頃には、1日16時間の長時間労働による睡眠不足がたたったのか胃潰瘍を発症しました。 治療を続けながら何とか仕事していたのですが、ある日の勤務中、体の中で何か糸が切れたような感覚に襲われ、急に何も考えられなくなりました。 仕事のことなどどうでもよくなり、結局会社に籍を置いたまま自宅で休養することになりました。 16時間労働が一転、1日16時間ひたすら寝る日々 一切の感情が消え去ったかのように一日中ボーッと過ごす日々。今でもこの頃の記憶はあまり定かではありません。16時間労働が一転、今度は逆に1日16時間は寝ていたと思います。すでに復職する気も転職する気もなくなり、抜け殻のようにただひたすら寝ていたのは覚えています。 「そんなに仕事がきついなら、早めに退職するか何度でも転職すればいいじゃないか!」 そう思われる方もいるかもしれません。 でも問題企業での勤務経験がある方ならわかると思います。心身ともにボロボロな状態では冷静な判断力も失われているのです。 この頃、かなり多くの同僚たちが辞めていったのですが、何のためらいもなく辞められる人もいた一方で、私のように体が壊れるまで我慢してしまう人も多かったです。 今は特定企業の離職率でさえ、ネットで簡単に調べられる時代です。やはり高い離職率の職場は何かしら問題を抱えている確率が高いと思います。 就職、転職は人生を大きく左右します。情報収集は大事ですね。結局、会社には電話で退職を告げ、長時間労働からは解放されました。 現金があったからこそ、退職して休養できた 幸か不幸か、仕事が忙しすぎて給料を使う時間もありませんでしたので、ある程度、資産は増えていました。...

練馬区で

練馬区で延べ20駅のうち15駅が“人口減”に 不動産価格を左右する要因とは

かつては関節が変形し、寝たきりや車いすにつながる病気として恐れられていた「関節リウマチ」。近年は治療法が飛躍的に進歩し、早期診断・早期治療によって「無治療寛解」も目指せるようになってきたという──。シリーズ「医心伝身プラス 名医からのアドバイス」、長年にわたりリウマチ・膠原病診療に携わってきた帝京大学ちば総合医療センター・萩野昇准教授が解説する。【関節リウマチの診断と最新治療・後編】 指や手の朝のこわばりが30分以上続いたら要注意 関節リウマチの主な初期症状は朝起きてきたばかりの時の手や指のこわばりで、少なくとも30分以上続き、1時間以上続くことも多いため、その場合はリウマチ内科や整形外科の受診をおすすめします。医療機関では、まず症状を聴取し、診察の上で血液検査を実施します。 診察では、「指や手の朝のこわばりが30分以上続くかどうか」「3か所以上の関節に腫れがあるか」「痛みや皮膚の赤み」などを確認します。また、握手をすると指の付け根の関節が痛みます。握手で指の付け根(MCP関節)に痛みが出るのは関節リウマチの典型的な症状の一つで、診察室では関節の側面を圧迫して痛みを確認する「握手テスト(スクイーズテスト)」として確認します。さらに、机に両手をついて体重をかけた際に痛みがあるかどうかも、関節リウマチ診断の決め手となります。 血液検査では「抗CCP抗体検査」と「CRP値(いわゆる「炎症反応」)検査」が重要です。抗CCP抗体は診断のため、CRP値は関節リウマチの状態の良し悪しを判断するために使います。抗CCP抗体検査は、シトルリン化(タンパク質を構成するアルギニンというアミノ酸が特殊な酵素によりシトルリンに変化する現象)を受けた自己タンパク質に対して作られる自己抗体で、リウマチを診断・治療するうえで重要な検査の一つです。CRP検査は関節リウマチによって引き起こされた炎症の強さをみるものですが、関節リウマチ以外の原因で上昇することもあり、逆に関節リウマチが悪化していても上昇していないこともあるため、あくまでも参考所見です。 健康診断で「リウマトイド因子(リウマチ因子)陽性」と指摘され、症状がないのに受診される方もいますが、症状がなければ陽性でも心配はいりません。リウマトイド因子は100人検査すると5人に陽性が出ますが、関節リウマチは100人に1人未満なので、たまたま陽性になっただけという方もいらっしゃいます。

日産は

日産は5000億円超の赤字でもなぜ強気なのか 社長の前向き発言ににじむ再建の課題

2026年5月13日、日産は2025年度通期決算を発表し、売上高が12兆79億円(前年比4.9%減)、営業利益が580億円(同16.9%減)となったことを明らかにしました。 当期純利益は5331億円のマイナスとなり、2024年度と比べて1378億円の回復が見られたものの、依然として赤字は巨額です。 また、グローバル販売台数は315万台(同5.8%減)となりました。 一方、日産のイヴァン・エスピノーサ社長は「2025年度は、経営再建計画『Re:Nissan』の取り組みを着実に実行し、事業基盤の強化に努めてきました。その成果が業績にも反映され始めています」と一定の評価を示しています。 果たして、この決算内容はどう読み解くべきなのでしょうか?

逆輸入

逆輸入警察の主張はズレている 指摘が誤りだった理由と逆輸入の正しい使い方

2026年4月2日、トヨタは米国生産モデルである「タンドラ」および「ハイランダー」を発売しました。 当面のあいだは東京エリア限定での販売となり、2026年夏以降に全国での販売を開始するとされています。 対日貿易赤字を問題視するトランプ政権に配慮したものと見られるこうした動きに対して、大手メディアでは「逆輸入」という表現がしばしば用いられています。 一方、インターネット上には「(今回発売されたタンドラやハイランダーは)『逆輸入』とは言わない」といったコメントも数多く見られます。 さらに、SNSでは「逆輸入」という表現の誤用を指摘する「逆輸入警察」と呼ばれる人々も散見されているようです。 果たして、大手メディアが用いる「逆輸入」という言葉は本当に誤用なのでしょうか?

上野浅草

上野浅草周辺割安狙い目エリア 中古マンションコスパいい街・悪い街 台東区 70平米1億円切る物件《不動産ジャーナリスト榊淳司氏》

この10年ほどの間にマンション価格は新築も中古も上昇を続け、東京23区内では中古マンションでさえ平均価格が1億円を突破している。値上がりを前提にした購入が当たり前になり、「資産価値の上がる街」に注目が集まってきたが、その状況も転換点を迎えつつあるという。 長く住むつもりならコスパの高い物件を選ぶべき 『東京23区中古マンション格差の地図帳』(宝島社)の監修者で、不動産ジャーナリストの榊淳司氏は、「将来の値上がりを期待したマンション選びの時代は終わりつつある」と指摘する。 「価格が上がりすぎて買える人がどんどん減ってきたため、デベロッパーは新築の供給を絞り込んでいます。新築が減れば中古の価格上昇も止まって頭打ちし、今後は調整期に入るでしょう。そもそも、マンションというのは買った瞬間から資産価値が下がっていくのが当たり前で、買ったときよりも値上がりするという状況が異常だったのです」(以下、「」内は榊氏のコメント) マンションは経年によって劣化し、修繕積立金や管理費の負担も発生するため、本来は資産価値が徐々に下がっていくのが自然な姿で、株やFXのような金融商品と同列に扱うのは間違いだという。榊氏は「長く住み続けるつもりなら、将来の値上がりよりも居住性や利便性を重視し、コスパの高い物件を選ぶべきです」と話す。 これまで注目を集めてきた湾岸部などの“投機エリア”は、大きく値上がりした反動で将来的な価格下落リスクも抱えている。一方で、東京23区内には交通利便性が高く住環境にも優れながら、比較的割安に中古マンションを購入できるエリアが少なくない。今回は榊氏の解説から上野や浅草などがインバウンドで賑わう台東区の狙い目エリアを探る。