Monday, June 8, 2026 Fresh updates, sharp stories
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翌日退院

「翌日退院」も可能に 椎間板ヘルニアの低侵襲手術が広がる理由

腰痛が厚生労働省の調査で「気になる症状」1位となったように、人知れず痛みに悩むビジネスパーソンは多い。腰痛にはどのような種類があるのか。なかでも比較的若い世代に多いという「椎間板ヘルニア」は、どのような病気なのか──。シリーズ「医心伝身プラス 名医からのアドバイス」、脊椎外科の分野で多くの手術実績を持ち、低侵襲治療の普及に尽力する東京慈恵会医科大学附属病院脊椎・脊髄センター・篠原光医師が解説する。【腰痛の原因と最新治療・前編】 日本人の多くが抱える腰痛の悩み 現役のビジネスパーソンで腰痛に悩んでいる方は大勢いますが、多くの方がマッサージや湿布、鍼灸などで痛みを和らげながら日常生活を送っているのではないでしょうか。厚生労働省が令和4年に行なった「日ごろ気になっている体の症状」についての調査によると、日常的に気になる症状として男女ともに肩こりを抑えて腰痛が1位となりました。男性は1000人当たり91.6人、女性は111.9人が腰痛を訴えています。年齢構成を見ても20歳代から60歳代までほぼ同じ割合で推移しており、70歳代で少し増加するものの、年齢・性別を問わず、いかに多くの方が腰痛に悩まされているかが分かります。 ここで重要なのは、腰痛は「疾患名」ではなく「症状」を指す言葉だということです。主に脊椎やその周辺の組織の異常によって生じることが多く、その症状は多岐にわたります。一口に「腰痛」といっても、痛みの程度や場所は人によって千差万別です。 腰痛の痛みやしびれの出る場所は原因によって違う 「脊椎(脊柱)」は、「椎体」という小さな骨が上下に連なった柱状の構造をしています。頭に近い方から頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個の計24個が連なり、その下に仙骨と尾骨が続きます。これら頸椎から尾骨までの総称が脊椎です。中でも腰椎は上半身と下半身のつなぎ目にあたり、常に荷重がかかり激しい動きを強いられるため、さまざまな疾患が起こりやすい箇所といえます。 脊椎の役割は、体幹を支えて動きをサポートするだけでなく、その中心を通る神経(運動神経・知覚神経)を保護することにあります。脊椎が障害される主な疾患には、圧迫骨折や腰部変性後弯症(腰曲がり)、腰椎すべり症、変形性脊椎症などがあり、これらは痛みだけでなく姿勢の保持や体幹の可動を困難にします。また、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、後縦靱帯骨化症などは、脊椎内部の神経の通り道が狭くなり神経が圧迫されることで、さまざまな神経症状を引き起こします。 一方、脊髄は脳から続く中枢神経であり、脊椎の中を通りながら、そこから枝分かれした神経が全身へと伸び、脳からの指令を全身に伝え、全身の情報を脳に伝える役割を担っています。神経を保護している脊椎やその周囲に異常が生じてによって運動神経が傷害されれば、筋力低下や手足の動かしにくさが現われます。また、知覚神経が傷害されれば、痛みやしびれが生じます。さらに、排尿や排便に関わる神経が障害されると、頻尿や排尿のしにくさ、便秘などの症状が現われることもあります。 このように、腰痛といっても障害される神経の部位や原因によって、痛みやしびれの出る場所、症状が違います。腰痛の背景にはさまざまな原因があることを理解することが重要です。

開業直前

開業直前のキャンプ場を直撃した悲劇 蛇口全盗難の裏に銅価格高騰の影

AIデータセンターの建設需要や中東情勢による供給不足などで、世界的に銅価格が高騰している。そうしたなか、水道の止水栓や蛇口などが盗まれる事件が全国的に多発している。5月17日には、新潟県長岡市にある宿泊施設「山古志の宿あまやちの湯」が、近日オープン予定だったキャンプ場で、炊事場の蛇口と竈門のロストル(薪や鍋を置くための金属製の網)が全て盗難されたとXで報告し、その衝撃的な画像が大きな話題となった。オープンを控えた施設で、なにが起こったのか。「あまやちの湯」支配人に話を聞いた。 豪雪地帯の“冬囲い”のなかで起きた窃盗事件 事件が起きたのは、「山古志の宿あまやちの湯」。長岡市では最も標高の高い場所にある宿泊施設で、温泉、ログハウス、キャンプ場などが楽しめる。支配人は、オープン直前のまさかの事態に困惑を隠せない。 「5月29日にオープンするために、キャンプ場、ログハウスエリアの冬囲いを外しに行ったとき、蛇口などが盗まれていることが発覚しました。炊事場の蛇口とロストルが全てなくなっていました」(『あまやちの湯』支配人、以下「」内同) 長岡市は毎年冬囲いなどの冬支度が必須な豪雪地帯だ。「あまやちの湯」の周辺も冬の間は人が立ち入ることができないほどの積雪で、車両も通行止めとなる。たとえ徒歩で行こうとしても、かんじきがなければ立ち寄ることは難しく、一般人が足を踏み入れることはまずない。そんな「あまやちの湯」では、昨年11月中旬から5月17日まで冬囲いをしていたが、その期間内に盗難被害に遭ったのだという。 「ニュースで、水道メーターや銅線が盗まれる被害が多発しているとは知っていましたが、どれも関東圏の話が多かった印象だったので、『まさかうちが……』といった気持ちでした。長岡市でこのような窃盗事件は初めてだと市から聞いています」

日産VQエ

日産VQエンジンに生産終了説 電動化の波で名機は幕を下ろすのか

日産の技術力とスポーツマインドを象徴するV型6気筒ユニット「VQエンジン」が、数年以内にその歴史に幕を閉じる可能性があると報じられました。 1994年に初代が登場して以来、セダンからスポーツカー、SUVに至るまで同社のラインナップを支え続けてきたこの名機は、まさに日産の「心臓」と呼ぶにふさわしい存在です。 かつての直列6気筒「RB型」からの転換という大きな賭けに勝ち、上質な回転フィールと豊かなトルクでFRスポーツの魅力を牽引してきた功績は計り知れません。 一つの節目となったのは2026年4月下旬のこと。1997年に開設された米国テネシー州デカードのパワートレイン工場において、累計生産2000万基目となるエンジンがラインオフしました。 記念すべきその1基となったのが、3.8Lの「VQ」ユニット(VQ-ZV9)であり、ミシシッピ州カントンで製造されるピックアップトラック「フロンティア」のエンジンベイへと収められました。 今回の2000万基という数字は工場全体の累計ですが、その記念すべき節目をVQ型が飾ったことは、同ユニットが今なお日産の主力として重用されている象徴と言えます。

インナーだけ

インナーだけ替えれば十分? “洗わない生活”を選ぶ人たちの事情

「○○キャンセル」と呼ばれる言葉には、さまざまなジャンルがある。たとえば「風呂キャンセル」は風呂に数日入らない人たちのことで、その言い分は「面倒くさい」、「人に会わなければ問題ない」といったものだが、類似したキャンセルに、「洗濯キャンセル」がある。洗濯キャンセル界隈の人たちは、どういった理由で洗濯を先延ばしするのか。それぞれの理由を聞いた。 きれいな体を拭いたバスタオルは汚くない まず、洗濯キャンセルの根強い論争の一つに、「風呂上がりに一度使ったバスタオルをすぐに洗うのか、何度か使った後に洗うのか」という問題がある。「基本的に洗わない」と言う都内在住のAさん(30代女性)は、こう話す。 「お風呂で洗ったきれいな体を拭いたバスタオルだから、汚れを拭き取ったわけでもないと思うんですよ。だから汚くない……はず。あと、一人暮らしなので、基本的に毎日洗濯機をまわすほどの洗濯物が出ないというのも大きいです。靴下とか下着は毎日替えるので、それらが溜まってきたらバスタオルも一緒に洗う感じ。週に1回ぐらいですね。 バスタオルは2枚しかないので、それを洗っている間、もう1枚のバスタオルを使うというサイクルです。枚数的に、毎日替えることもできない。バスタオルをもっと買う選択肢は……ありませんね。バスタオルのようなかさばるものを何枚も何枚も置くスペースはないです」

遺族の許可

遺族の許可があっても炎上する理由 葬儀社SNS投稿に広がる批判

SNS時代。これまでは知ることのなかった世界があちこちから詳らかになるなかで、最近ネット上で物議をかもしていたのは、「葬儀の現場写真」だった。葬儀社のスタッフが祭壇や遺骨、故人の私的情報などをSNSに投稿していたというもので、SNSではモラルを問う声も多く見受けられ、炎上状態となった。ニュースサイト「エンカウント」の報道によると、当該葬儀会社は「投稿は全部(遺族などの)許可を取っている」として、問題ないという認識だったようだが、なぜ炎上したのか──。 葬儀現場写真のSNS投稿のどこに問題が潜んでいるのか。葬儀業界歴約30年、1級葬祭ディレクターの赤城啓昭氏が、この騒動の本質を解き明かす。 なぜ葬儀の投稿は反発を招きやすいのか いずれどこかの葬儀社が、SNSの投稿によって炎上するだろうと思っていました。今回の炎上の背景には、一般ユーザーの葬儀画像への抵抗感と、そうした感情を軽く見ている葬儀社スタッフの認識の甘さという2つの問題があります。 昭和の時代、たくさんの参列者を招いて行われていたお葬式は、共同体で行われる公的な儀式の性格が強いものでした。その後、家族葬の普及により、お葬式は身内だけの閉じた空間で行われる極めてプライベートな儀式であるという意識に変わりつつあります。 それと同時にスマートフォンの普及により、写真を撮ることにも、撮られることにも抵抗が無くなってきています。今や喪主がお葬式で故人を撮る機会も珍しくありません。とはいえお葬式を厳粛な宗教儀式であるととらえる人も、まだたくさんいます。こうした状況で、葬儀社が顧客の葬儀画像をSNSに投稿すれば、「そんな勝手なことをしていいのか」と疑問の声が上がるのは当然です。 また日本人は、遺体や遺骨の写真に強い嫌悪感をいだきがちです。一つには見慣れていないということもありますが、死を「穢(けが)れ」として忌み嫌う日本人の民族性が大きく影響しています。 「縁起でもない!」といって終活の話をしたがらないのも、お葬式で清め塩を撒くのも、火葬場の建設に反対するのも、死に対して生理的嫌悪感を持っているからでしょう。 以前、ある喪主が、棺に納められた親の死に顔をSNSにアップしたため、炎上したケースがありました。肉親の行為なのでプライバシーの侵害という問題は一応クリアしているはずですが、それでも炎上するのは「そんな縁起でもないものを突然見せるな」と感じる人が一定数いるからでしょう。 身内の投稿でさえ炎上するのに、今回のように第三者である葬儀社が投稿したらどうなるかは言うまでもありません。

予約7000台

予約7000台のホンダ「スーパーワン」 ホットハッチ復権に期待高まる

5月21日に開かれたホンダの新型BEV「スーパーワン」の発表会では、クルマそのものの話だけでなく、価格の考え方や補助金、予約の勢い、さらに誰に届けたいクルマなのかまで、かなり幅広い質問が出ていました。 やり取りを追っていくと、このクルマが単なる新しい小型BEVではなく、ホンダがいま日本でBEVをどう広げていこうとしているのかまで、少し見えてきます。 まず、スーパーワンがどんなクルマなのかをざっくり整理しておきます。 ベースは「N-ONE e:」で、トレッドは40mm拡大。車両重量は1090kgに抑えられ、WLTCモードで274kmの航続距離を確保しました。 走行モードは「ECON(イーコン)」「CITY(シティ)」「NORMAL(ノーマル)」「SPORT(スポーツ)」「BOOST(ブースト)」の5段階で、ブーストモードでは最大出力が通常時の47kWから70kWまで高まります。 7段の仮想有段シフト制御やアクティブサウンドコントロールまで組み合わせてきたあたりにも、このクルマの性格がよく出ています。

元TBSアナ

元TBSアナ・国山ハセン氏の“自己流分散投資”に欠けていた決定的な視点とは

S&P500やオルカンで分散していれば安心。そう考える個人投資家は少なくない。しかし、本当にそのポートフォリオは「分散」できているのだろうか。メガテック株や成長株に偏った資産配分の弱点とは何か。著書『投資初心者の僕がプロたちから学んだ、正しいお金の増やし方』が話題の、元TBSアナウンサー・国山ハセン氏が、投資のプロからのアドバイスを踏まえて解説する。【第1回】 「卵は1つのカゴに盛るな」 投資について学ぶなかで、多くのお金のプロが共通して口にする言葉があります。それが「分散投資」です。 どれほど腕の良い投資家であっても、未来を100%予測することはできません。どんなに優良に見える企業でも、突然の不祥事や業績悪化で株価が暴落することがあります。だからこそ、プロたちは口を揃えて分散投資の重要性を説くのです。 そして、投資の世界には、この原則をわかりやすく表した有名な格言があります。 「卵は1つのカゴに盛るな」 もしカゴを1つしか持っていなければ、そのカゴを落とした瞬間に中の卵はすべて割れてしまいます。けれど、複数のカゴに卵を分けて入れておけば、たとえ1つを落としても、ほかのカゴの卵は無事です。 それは投資も一緒です。特定の投資先に集中すると、1 つが大きく損失を出した場合に資産全体が大きな影響を受けてしまいます。一方で、投資を複数に分散すれば、そのリスクを抑えつつ、長期的に安定した資産形成が期待できるのです。 「プロ中のプロ」GPIFというお手本 この分散投資を徹底的に実践している、最高のお手本があります。それがGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)です。 GPIF とは、私たちが毎月支払っている年金保険料を預かり、増やすために運用している公的な機関です。いわば、「国民の老後資金」を担う日本最大の投資家で、その運用資産は約293兆円(2025年12月末時点)。日本のGDP(国内総生産)の半分近くに匹敵する、とてつもない規模です。 GPIF の使命は、この膨大な資産を「安全かつ効率的に」運用すること。短期的な利益を狙うギャンブル的な投資は論外です。求められるのは、何十年という長期にわたって、着実に資産を増やしていく運用です。 そしてGPIFは、その使命を見事に果たしています。2001年度の市場運用開始から2025年12月末までの累計収益は約196 兆円、年率換算で+4.71%という成績です。リーマン・ショックのように一時的にマイナスになる年はありましたが、それでも長期で見れば大きく崩れず、最終的には年率4%前後のリターンに落ち着いています。 大暴落があっても時間をかけて元の水準に戻り、そこからまた積み上がっていく。この「上下しながらも長期で右肩上がりになる」姿こそ、分散された安定運用の強さなのです。...

7銘柄で108億円超え

7銘柄で108億円超え 西村誠司社長が公開した日本株ポートフォリオの全貌

巨額の株保有額と不労所得――。あの「にしたん社長」が、またしても世間をザワつかせている。過去に自身の給与明細を赤裸々に明かして話題を呼んだエクスコムグローバルの西村誠司社長が、今度は自身の日本株ポートフォリオをTikTokで公開した。ウォーレン・バフェット氏よりも早く目を付けていたという銘柄と、資産を増やし続ける独自の投資哲学とは。 個人資産300億円超の大社長が「リアル保有株」を初公開 「にしたんクリニック」「イモトのWiFi」などの事業で知られるエクスコムグローバルの西村誠司社長が、5月25日17時に自身のTikTokアカウントにて「保有日本株ポートフォリオ」を初公開した。 西村社長といえば、約30億円とも言われる渋谷区のプール付き大豪邸や、8000万円の愛車・ロールスロイスなどを保有し、個人資産は300億円を優に超えるとされる。以前SNSで大きく話題となった「給与明細公開動画」の記憶も新しい。今回はそれに続く「資産ぶっちゃけ公開動画」の最新版だ。 現役の大物経営者が保有株を具体的に公開するのは異例であり、新NISA制度のスタート以降、「投資・資産形成」への関心がかつてないほど高まるなか、大きな注目が集まるのは間違いないだろう。 動画内で明かされた日本株の保有総額は、なんと「108億4182万7700円」(5月15日時点)。ポートフォリオの中心を占めているのは住友商事、三菱商事をはじめとする「5大総合商社」だ。西村社長によると、世界的投資家ウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社への投資を公表する以前から、保有し続けているという。様々な事業を成功させてきた西村社長の先見の明を示すエピソードと言えるだろう。

次世代ラウ

次世代ラウンジSUVの本命か レクサス新型TZに期待と驚きの声

2026年5月7日、レクサスはブランド初となる3列シートを採用したBEVの新型SUVモデル「TZ」を世界初公開しました。 リリースには、「あらゆる可能性の広がりをイメージし、『ディスカバーリミットレス』というテーマを設定し、新しい体験や冒険を可能にするという願いを込めている」と記されており、「ドライビングラウンジ」をコンセプトに上質な移動空間を追求した一台となっています。 空力性能とSUVらしい力強いスタイリングの両立を追求したデザインが特徴で、ボディサイズは全長5100mm×全幅1990mm×全高1705mmとなっています。 ボディカラーは新開発色の「ソニックテーラス」を含む全11色が設定されており、内装には「ホワイトアッシュ」をはじめとする全3色のカラーと、四国の竹材を用いた「フォージドバンブー」のオーナメント加飾、さらには開放感あふれる「大開口薄型可動パノラマルーフ」が採用されています。 さらに、専用開発したTNGAプラットフォームを採用し、「ダイナミックリアステアリング (DRS)」や、四輪駆動力システム「ダイレクト4」を備え、操縦安定性と快適な乗り心地を実現しています。 パワートレインには、システム最高出力407.8psを発揮する前後のモーターと、95.82kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電走行距離は620kmとなっています。 また、MTを操作するような感覚で駆動力を操作する機能「インタラクティブマニュアルドライブ」を採用し、新開発のBEVサウンドと組み合わせることで、MT車を運転したときのような高揚感と滑らかな走りをもたらしています。 なお、価格は未定ながら、2026年冬頃に日本での発売を予定しています。 では、新型TZに対しインターネット上ではどのような声が寄せられているのでしょうか。

65歳で受け

65歳で受け取るより月額84%増 年金の「繰り下げ受給」が注目される理由

人生100年時代と言われて久しいが、正しく老後生活に備えなければ「長生き地獄」へまっしぐらとなる。「体の衰え」とどう向き合うかはもちろん重要だが、長生きにはお金が枯渇するリスクがあることも忘れてはならない。 大幅な年金増額も夢ではない ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の蒲島竜也氏が語る。 「現代は大きな病気を患っても医療の進歩で延命しやすくなりました。一方で“死ななくなった”ということはその分、医療費と介護費がかさみます。また、物価高騰が続けば生きているだけで支出が増えます。今後、生前のうちに老後資金が枯渇するケースが増えると見ています」 そうしたリスクに備えるためには、まず老後収入の柱となる年金のルールを知り、受け取り方の工夫が求められるという。 「年金は物価に合わせて受給額が調整されますが、年金制度の『マクロ経済スライド』という仕組みでは現実の物価高騰に追いつきません。そこで、仮に100歳まで生きるなら『繰り下げ受給』がひとつの選択肢になります。 66歳以降75歳まで受給時期を繰り下げることができ、『0.7%×繰り下げ月数』分が増額されます。75歳まで繰り下げれば月の受給額は65歳受給と比べて84%の増額です。ただし、夫婦で繰り下げて年金受給なしの期間を作るのは現実的ではない。配偶者の年金だけを繰り下げる手もあります」(蒲島氏。以下「」内は同じ)