アラ還世代の筆者が若い頃、クルマに出せる金額にはなんとなく「100万円の壁」があった記憶があります。というより、「大金」と呼ぶ金額で真っ先にピンとくるのが100万円でした。
トヨタ「カローラセダン」の新車価格を振り返ると、アラ還世代が若者だった1991年式は89万8000円〜179万4000円ほど。対して現在は227万9200円〜336万6000円と、およそ2〜3倍にまで上昇しています。
もっとも、衝突安全ボディや厳しい排ガス規制への対応、ADAS(先進運転支援システム)、ハイブリッド化といったハイテク装備がてんこ盛りであることを考えれば、「いまのカローラってむしろ安いのでは? さすがトヨタ、頑張っているな」とさえ思えますが、その話はまた別の機会に。
さて、そんな背景を考えてみたのも、とある走り好きの若者に話を聞いた際、彼らのクルマ選びに「300万円の壁」が存在することを知ったからです。
「300万円って、20代で働いている人にとって、ギリギリにローンを組める現実的なラインだと思うんです。僕の周りにも、その予算で中古車を選んでいる人が結構いますよ」
なぜ今、「300万円の中古車」なのでしょうか。
