Tuesday, July 28, 2026 Fresh updates, sharp stories
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Latest Stories

60周年

60周年カローラ記念車に高い期待「カッコいい・走りを体験したい」 それでも待ちユーザーが発生する理由

トヨタは、2026年5月12日に「カローラ」および「カローラツーリング」の一部改良と、両モデルに設定されている特別仕様車「アクティブスポーツ」のアップデートを発表し、同日より販売を開始しました。 今回の一部改良では、ボディカラーに新色「ニュートラルブラック」と「エモーショナルレッドII」が追加されたほか、ベースグレード「X」に「スマートエントリー」および「ナビレディパッケージ」が標準装備となりました。 特別仕様車は、フロントフェンダーの左右に60周年記念ロゴステッカーが配置され、専用デザインのフロントバンパーやロッカーモール、ブラック塗装の17インチアルミホイールが採用されるなどスポーティなデザインが特徴です。 インテリアでは、レーザー加工で「60th」の記念ロゴが施された合成皮革巻きインストルメントパネルが採用されたほか、フロントスポーツシートはカローラが「ミッドグレー✕ブラック」、カローラツーリングが「ブラック✕ダークグレー」のインテリアカラーとなります。 また、従来型同様、アクティブスポーツのFF車には操縦安定性と乗り心地を両立させる専用チューニングサスペンションが装備されています。 グレード構成は、カローラ/カローラツーリングともに「X」「G」「W×B」の3種類に加え、特別仕様車「アクティブスポーツ」が設定され、価格はカローラが238万400円〜344万6300円、カローラツーリングが244万7500円〜349万6900円となっています。 では、一部改良と60周年特別仕様車が追加されたカローラとカローラツーリングに対して、インターネット上ではどのような反響が寄せられているのでしょうか。

メルカリが

メルカリが数十億円赤字でも成長できた理由 ユーザー増でサービス価値上がる「ネットワーク効果」の威力

決算は赤字でも売上高が伸びている企業の中には、「時間軸」を長く取り、利益の最大化を目指す会社もある。第1~2回ではSaaSビジネス「freee」を展開するフリー株式会社を例にその経営戦略を解説した。第3回では、SaaS以外の長期で利益最大化を目指すビジネスモデルと、近年注目を集める指標「LTV」と「CAC」について紹介する。【全3回の第3回。第1回から読む】 ※若手会社員・一ノ瀬君との会話形式で構成される「妄想する決算」氏の新著『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』(高橋書店)より一部抜粋して再構成 メルカリやLINEは「ネットワーク効果」がはたらくビジネス 妄想さん:ほかにも、長期利益の最大化を理由に、赤字で販売が容認されるケースはいくつかあります。たとえば「ネットワーク効果」がはたらくビジネスがその1つです。ネットワーク効果とはユーザー数の増加がサービスの利便性を高め、さらなるユーザーを呼び込む効果のことです。かんたんに言うと、使う人が増えれば増えるほど、サービス自体の価値が上がるという状態です。 一ノ瀬君:利用者が少ないと価値が出しにくいのか。たとえばどんなもの? 妄想さん:メルカリのようなフリマアプリでは、出品者から見るとユーザー数が多いほど商品が売れやすく、購入者から見るとユーザー数が多いほど品ぞろえが豊富で便利です。つまり、出品者も購入者もユーザー数の多いサービスを利用するわけですから、ユーザーが増加すればするほど、それがさらなるユーザーの増加につながるという好循環を生み出すので、最終的には1強状態になりやすいです。 一ノ瀬君:それはそうだね。LINEとかもそうかも。 妄想さん:ネットワーク効果がはたらくビジネスでは、サービス開始当初は大きな赤字となっても広告費にお金をかけ、ユーザーを獲得することが重要となります。 一ノ瀬君:メルカリが最初赤字だったって話は聞いたことあるな。 妄想さん:実際にメルカリの業績の推移を見てみると、2022年6月期までは数十億円~100億円を超えるような営業赤字の傾向が続いていましたが、近年は100億円を超える営業利益を出せるようになっています。 メルカリの売上高の推移(『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』より) 妄想さん:メルカリ上での流通取引総額(GMV)は1兆1209億円、月間アクティブユーザー数(MAU)は2304万人まで成長しています。完全に1強状態で大きな利益を出す事業となっていることがわかると思います。 一ノ瀬君:なるほど、競争に負けるとサービスが使われなくなるけど、勝つとメルカリみたいに1強になれるから、まずは競争に勝つことが重視されるわけね。 妄想さん:SaaSもネットワーク効果も、本質はビジネスモデルから考えた利益最大化のための時間軸の話です。ほかにも同じようにビジネスモデルと時間軸の関係から、赤字や低採算でも売上拡大を進めている企業は多数あるので、この点は意識して考えてみましょう。 一ノ瀬君:決算書だけを見たら赤字でも、そのビジネスモデルと時間軸の関係を考えると、その企業の戦略と未来が見えてくるってことだね。

地面師詐

地面師詐欺事件の実行犯が語る真相「寿司食べながら待っていた」 地主不在内覧会でカミンスカスが演じたなりすまし役電話のリアル

地主になりすまして他人の土地を売り飛ばし、カネを騙し取る──「地面師事件」と呼ばれるグループ犯罪は、ネットフリックスのドラマが大ヒットして注目された。モデルになったのは2017年、積水ハウスが五反田の一等地に佇む老舗旅館「海喜館」をめぐり、地面師たちに55億円を詐取された事件である。 ライターの河合桃子氏が取材した実行犯「カトウ」は逮捕当時、「連絡役」と報じられた男だった。その告白から事件の実態に迫る『地面師連絡役カトウ』は第32回小学館ノンフィクション大賞を受賞、6月18日に刊行予定だ。カトウが目にした地面師たちと積水ハウスのやり取りは、ドラマの鮮やかな手口とはまるで違うドタバタ劇だった──。河合氏がレポートする。【シリーズ第2回・前編】 地主役が内覧会に立ち会わなかった理由 他人の家の敷地や屋内に勝手に入り込み、所有者や関係者になりすまして売り飛ばす。それが地面師の“仕事”だ。 シリーズ第1回では、積水詐欺事件の主犯格とされる3人──相手方との交渉を担う「前周り」のカミンスカス操(逮捕当時59歳)、偽造書類の作成・手配を得意とする内田マイク(同65歳)、指示役の土井淑雄(同63歳)のもと、カトウがかかわった詐欺の“下準備”を描いた。地主になりすます“役者”の面接や偽造された書類の出来が意外なほど杜撰だったとカトウは証言したが、それは積水ハウスとの交渉が本格化してからも同様だったという。 買い手と所有者が現地を確認する「内覧会」は、契約を結ぶ上で重要な段階と言える。海喜館の地主女性・海老澤佐妃子氏は当時病気で入院しており、旅館は一時的に無人状態になっていたため、地面師たちはそこにつけこんだ。 ネットフリックスのドラマ『地面師たち』でも、地主の不在時間に勝手に敷地内に侵入して内覧会を行ない、買い手である大手企業社員たちを騙して乗り切るシーンはスリル溢れるヤマ場だった。 カトウは、地主女性の「なりすまし役」である長谷川香織(同63歳、仮名)と、交渉役のカミンスカスらの間に立って情報伝達をする「連絡役」だった。そのため、内覧会には立ち会っていない。 2017年5月19日、内覧会当日は長谷川と運転手の男と共に、新橋駅前付近に路駐した車内で待機していたという。地主役である長谷川が内覧会に立ち会っていないことには理由がある。カトウはこう説明する。 「リスク回避です。ドラマでは土地所有者の尼僧になりすました小池栄子が涙ながらに迫真の演技を見せていましたが、長谷川は詐欺の経験のない“ただのおばちゃん”だったし、そこまで期待できない。だから土井会長と小山さん(カミンスカスの旧姓)とで話し合い、ボロが出ないよう長谷川は急遽、『病院に行く』ことにしたんです」 カトウは内覧会前日、長谷川らと港区虎ノ門の弁護士事務所に向かっていた。 「本人の代わりに弁護士が内覧会に立ち会う旨を書いた委任状を作るためです。俺は車内で待機し、長谷川らが事務所に入ってやり取りをした」 もちろん委任状作成依頼を受けた弁護士は、地主が偽者だとは知らない。偽造書類で本人確認が行なわれ、委任状が作成されたようだ。そして長谷川は弁護士に、海喜館に入るための鍵も渡した。この鍵は誰が作ったものなのか? 「マイクさんの配下の者だと聞きました。旅館の正面玄関は人通りがあって目立ちすぎるから、北側の目黒川に面した勝手口の扉の鍵を破壊したそうです。そしていかにも古い感じに施した南京錠を取り付けたと。弁護士に渡したのは、その南京錠の鍵というわけです」

億り人

億り人が注目するトランプ保有株の上昇期待株 “本人からの直接指示”でエヌビディアを買われ 割安成長株も集まる

いま株式投資家の間で注目を集めている「トランプ米大統領の株取引」を巡る情報。米政府倫理局(OGE)が開示した資料で、トランプ氏が今年1~3月期に米国株を約3700回(前年同期の10倍)も売買し、取引総額は2億~7億ドル(約318億~1113億円)にのぼったことが判明した。特にイラン攻撃後の3月の売買は2000回以上に急増。世界の趨勢を握り、相場を左右する現職の大統領だけに“最強のインサイダー”とも取れる。 その中身を見ると、エヌビディアなどのAI・半導体関連のほか、各国に大量受注を迫るボーイングなど軍事・航空宇宙関連銘柄を買い越す一方、アルファベット(グーグルの持ち株会社)やメタ(旧フェイスブック)などの巨大テック企業を売り越していることがわかる。 今回判明した中には回転寿司チェーン・くら寿司の米国子会社「くら寿司USA」株の取得も含まれていた。 億り人で個人投資家、経済アナリストの古賀真人氏は「寿司をはじめ世界的な日本食ブームというマクロトレンドのど真ん中を射抜き、投資家として鋭い嗅覚を見せつけた格好」と分析する。 億り人が注目する「トランプ保有銘柄」 そんな“鋭い嗅覚”を持つトランプ氏の保有銘柄で今後の株価上昇が期待できる銘柄を探っていこう。 前出・古賀真人氏に加え、グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏、米国株専門の投資家として33歳で億り人になった、まーしー氏の3人が口を揃えるのが、AI関連の世界的ど真ん中銘柄・エヌビディアだ。 「ほかの銘柄は第三者の金融機関任せとされますが、同社は『Unsolicited(本人側からの直接指示)』となっていると報じられました」(古賀氏)

ロードスタ

ロードスターのパワー不足をV6で解決?20年前マツダ技術陣が夜な夜な開発した幻の2.5Lプロトタイプの真実

マツダが世界に誇るライトウェイトスポーツ、「ロードスター」(海外名「MX-5」)。その歴史の中で、ファンから幾度となく投げかけられてきたのが「パワー不足」という課題です。 この永遠のテーマに対し、実はマツダのエンジニアたちが約20年前に「V6エンジン搭載」という驚くべき回答を試作していたことが明らかになりました。 これはマツダ・モーター・ヨーロッパのクリスチャン・シュルツェ氏が、オランダのメディア「AutoRAI(オートライ)」のインタビューで明かしたものです。同氏によれば、次世代モデルの検討が進む中で、過去の特筆すべきプロジェクトとしてこのプロトタイプの存在を回想しました。 製作時期は「約20年前」とされ、時系列が正しければ2代目(NB型)から3代目(NC型)へと移行する過渡期に行われた試みだったとみられます。 当時のエンジニアたちが自らの情熱と余暇を投じ、工房で作り上げた、まさに「エンジニアの夢」を具現化した一台だったといいます。

タイプR

「タイプR」617万円超で受注停止・「スイスポ」も高騰 国産スポーツカーが高すぎる現実 300万円でお得な選択肢は?「タイプR」617万円超で受注停止・「スイスポ」も高騰 国産スポーツカーが高すぎる現実 300万円でお得な選択肢は?

アラ還世代の筆者が若い頃、クルマに出せる金額にはなんとなく「100万円の壁」があった記憶があります。というより、「大金」と呼ぶ金額で真っ先にピンとくるのが100万円でした。 トヨタ「カローラセダン」の新車価格を振り返ると、アラ還世代が若者だった1991年式は89万8000円〜179万4000円ほど。対して現在は227万9200円〜336万6000円と、およそ2〜3倍にまで上昇しています。 もっとも、衝突安全ボディや厳しい排ガス規制への対応、ADAS(先進運転支援システム)、ハイブリッド化といったハイテク装備がてんこ盛りであることを考えれば、「いまのカローラってむしろ安いのでは? さすがトヨタ、頑張っているな」とさえ思えますが、その話はまた別の機会に。 さて、そんな背景を考えてみたのも、とある走り好きの若者に話を聞いた際、彼らのクルマ選びに「300万円の壁」が存在することを知ったからです。 「300万円って、20代で働いている人にとって、ギリギリにローンを組める現実的なラインだと思うんです。僕の周りにも、その予算で中古車を選んでいる人が結構いますよ」 なぜ今、「300万円の中古車」なのでしょうか。

間取り

間取り・駐車場・共用施設…あなたのマンションが売りにくくなる理由「狭くても3LDK」の落とし穴

建築資材や人件費、地価が上昇して新築マンションの価格が高騰し、東京都内では実需層の手の届かない水準に達しつつある。不動産経済研究所の調べによれば、新築マンションの平均価格は2015年の5518万円から2025年の9182万円と、10年で66.4%上昇している。新築物件の価格が高騰する中で、デベロッパー側もさまざまな工夫を凝らしているが、『マイホームは価値ある中古マンションを買いなさい!』などの著書があるマンショントレンド評論家の日下部理絵氏は、購入に当たってはマンションの“流行”も念頭に置くべきと説いている。 「最近はデベロッパー側が販売価格を下げるために、3LDKでも60平米程度にするのが主流で、昔の基準からするとかなり狭くなっています。廊下を極限まで短くして、リビングを中心とした開放的な間取り、ワイドスパン型にするなど数字以上の広さを感じさせるよう工夫しています。共用部にもテレワークスペースを充実させて専有部の狭さをカバーする。『狭いが部屋数を確保する』というのが今のトレンドです」(以下、「」内は日下部理絵氏のコメント)  

SaaS企

SaaS企業の経営戦略「顧客獲得に大コスト」短期赤字でも長期利益を最大化する理由

「SaaS(Software as a Service)型のビジネス」を展開する企業の中には、決算は赤字でも売上高が伸びている企業もある。第1回では、会計サービスをSaaSで展開するフリー株式会社(以下「freee」)を例に、赤字を出しながら売上高増を優先する理由を紹介した。第2回では、コストの面からfreeeの経営戦略を読み解く。【全3回の第2回。第1回から読む】 ※若手会社員・一ノ瀬君との会話形式で構成される「妄想する決算」氏の新著『数字から企業の「リアル」がわかる! 未来を読み解く決算書』(高橋書店)より一部抜粋して再構成 コストを時間軸の観点から考える 妄想さん:では続いて、コスト面も見てみましょう。freeeの売上原価はどのようなものがあると思いますか? 一ノ瀬君:何だろう? サービスを作ったり、維持したりするための人件費とかかな。とはいえデジタル系だからあまりかからなそう。 妄想さん:正解です。サービスを作り維持するための人件費や外注費、経費、そしてサーバー代などが原価です。freeeでは原価率は17.7%です。 一ノ瀬君:2割きってるんだ。低めだね。 妄想さん:ただ、一部は原価になるものの、サービス開発のコストの多くは研究開発費として販管費扱いとなります。 このあたりは会計的な細かい論点で、決算書を活用する際には重要でなく、無理に覚える必要はありません。ただ、実際はサービスを開発するためのコストはもっとかかっていますよ、という話です。 一ノ瀬君:そういう細かい会計の話は、いったん覚えなくていいってわかると気が楽だね。 妄想さん:そして、「デジタルサービスの原価があまりかからなそう」というのはいい着眼点です。ラーメンを作るには毎回同じ具材が必要ですよね? 日高屋のようにリアルな食材を扱っていると、原価率は売上規模にかかわらずほぼ一定です。一方で、デジタル商品の場合は一度作ってしまえばそれを100人が利用しようが、1000人が利用しようが、作るためのコストは変わりません。 一ノ瀬君:YouTuberが動画を1度作りさえすれば、再生回数が100回でも100万回でも、コストは一定なのと同じだね。再生回数が増えれば増えるほど利益率が上がるみたいなものかな。 妄想さん:freeeのようにデジタル系のサービスを提供している企業では、売上の拡大で原価率が下がり粗利率が上がるモデルとなっています。 一ノ瀬君:デジタル系のサービスって、拡大重視の印象があったけど、そんな理由もあるんだね。 妄想さん:サーバー代などユーザー数の増加に応じて増えるコストもありますが、売上原価に占める変動費が小さなビジネスです。

フランス

フランス新型グランカングーが日本専用設計で亮相 7人乗りでアルヴェルに待った

近年のフランス製MPV市場を牽引してきたのは、2002年3月に日本へ上陸した初代ルノー「カングー」です。 初代カングーは、全長4035mm×全幅1675mm×全高1810mmという、5ナンバー枠に収まるコンパクトサイズで、全幅はトヨタ「ルーミー」(1670mm)と同程度。広い室内空間と観音開き式バックドアを備えた荷室、そして取り回しの良さが大きな魅力でした。 その後、2代目、3代目と進化を重ねたカングーは、ボディサイズを拡大しながら、現在ではアダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持支援機能などの先進安全装備も充実しています。現行の2列仕様のボディサイズは全長4490mm×全幅1860mm×全高1810mm、価格は419万円〜439万円となっています。 山梨県・山中湖で毎年開催されるルノー・ジャポン主催の「カングー ジャンボリー」は、世界最大規模のカングーオーナーズイベントとして知られ、回を重ねるごとに、フランス本社が驚くほどの盛り上がりを見せています。 カングーが日本でヒットした背景には、ミニバン大国という市場環境に加え、日本製ミニバンとは一味違う洒落た内外装の雰囲気や走りがあったと考えられます。輸入車志向でMPVやミニバンを求める層にとって、長らく数少ない選択肢であり続けてきました。 また、黒い樹脂バンパーが印象的な仕様も根強い人気を誇ります。ボディ同色ではない無塗装の黒バンパーが醸し出す“道具感(ギア感)”も、カングーファンを惹きつける大きな要素です。 こうした流れを踏まえると、トヨタ「ノア」「ヴォクシー」や日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」といった国産ミニバンだけでなく、トヨタ「ハイエース」や日産「キャラバン」などの商用バン(乗用ワゴン含む)とも異なるポジションを、フランス製MPVが担っていると言えるでしょう。

登場8

登場8年経過したボルボXC40の“デジタル武装”が実現した延命と普遍的価値

ひとつのモデルを比較的長く販売するクルマが、近年増えてきました。プラットフォーム(基本骨格)を大きく変えず、パワートレーンや安全装備、インフォテインメントを段階的に更新しながら商品力を維持していく、という考え方です。こうした流れは、輸入車だけでなく国産車にも広がっています。 ボルボ「XC40」も、こうした視点で見ると分かりやすい1台です。日本では2018年に導入されたコンパクトSUVで、登場から約8年が経過しています。ただし、それは単純に「古いモデルになった」ということではありません。 XC40はこの間、初期のガソリンターボを軸としつつ、プラグインハイブリッドの追加、マイルドハイブリッドの導入、Googleインフォテインメントの採用など、年次改良を重ねてきました。 直近の動きを見ても、2023年モデルでフロントまわりを小変更し、2026年モデルでは新しいUX(ユーザーエクスペリエンス)と「Snapdragon Cockpit Platform(スナップドラゴン・コクピット・プラットフォーム)」を採用するなど、デジタル領域にもしっかり手が入れられています。外から見た印象は大きく変えずに、中身をその時々に合わせて更新してきたわけです。 実際にXC40を前にすると、デザインそのものが極端に古びて見えるタイプでもありません。もちろん、まったく新しいクルマのように見えるわけではありませんが、SUVらしい厚みや安定感を素直にまとめたスタイルなので、時間が経っても印象が大きく崩れていないのが特徴です。 XC40は、兄貴分にあたる「XC60」や「XC90」をそのまま小さくしたようなクルマではなく、もう少しカジュアルで軽やかなキャラクターを持っています。ボルボらしい顔つきや縦型のリアランプは備えつつ、全体の印象は過度に重くありません。プレミアムブランドのSUVでありながら、必要以上に威張らないところも、このクルマらしい魅力と言えます。 今回試乗したのは、現行ラインアップの上級グレードにあたる「XC40 ウルトラ B4 AWD」です。価格は639万円。登場から時間を重ねたXC40が、いまどれくらいの商品力を持っているのか。あるいは、長く売られてきたからこそ見えてくる良さがあるのか。装備と走りの両面から確認してみました。